白黒ハッキリつく、ガン治療の選択


余命3年。

再発は、1年。


そして、どの抗がん剤も効きません。


こう宣言されたガン患者さんが、10年近く再発なく生活しています。


そうです。ガンを完治させたのです。


その方の言葉に大切な考えがありました。



「決して諦めないこと。早く諦めた人は早く死ぬ。だから私は、6年間毎週、病院に行き、温熱療法などを欠かしませんでした。」


私たちは、この方から学ぶことがきっとあるはずです。


この方のインタビューが掲載されている本があります。


ご紹介しておきます。

ベトナムで新型出生前診断を受けた日本の夫婦


最近では、東南アジアの人たちが日本に働きに来ています。


それもあって、ベトナム人の方もよくお目にかかります。


そんなベトナムでの話です。


日本では、新型出生前診断が命の選別だと批判されていますが、


ベトナムでは、新型出生前診断で陽性なら即中絶になります。


なぜかというと、発展国ということもあって、国がそういった障がい者の保障ができないということにあります。


ですから、産まれてきて障がいがあると分かれば、子どもは墓地に捨てられ、道端に捨てられるのです。


それを、牧師さんやシスターさんが拾い上げ、孤児院でお世話をしています。


とはいっても、重度の障がいを持つ子どもは、医療費がかなりかかるので、実際のところ受けられない状態です。


ダウン症の子と何も障がいを持っていない子どもがいるとして、国は寿命の長い健常な子供の医療を先に提供します。


これも、発展国では残念ながら受け入れざるを得ない現状です。


それでも、孤児院にいる子どもたちは、とても明るく元気で、互いに助け合っています。


こうした社会的背景、社会的圧力によって、どんな生命も脅かされるわけです。


新型出生前診断は、あくまで

お腹の子どもの情報を知ることであって、

中絶するか産むかという選択に及ぶものではないということです。


その人の置かれた立場、住んでいる国、その国の社会情勢、社会的背景によって、産むか産まないかの選択が成されるわけです。


現に、アメリカでは障がい者と健常者が同じ会社に勤めて、同じように給与がもらえるようになっています。


このため、新型出生前診断を受けても中絶する場合は、60%と新型出生前診断先進国において低値を示しています。


これが、社会的情勢や社会体制によって、産むか産まないかの選択が大きく変わるってことです。


日本での中絶は、新型出生前診断が悪いのではなく、夫婦が悪いのではなく、社会が中絶せざるを得ない状況を作っているからです。


だから、どんな選択をしても、夫婦は悪くは無いのです。


産もうが中絶しようが、それは夫婦が決めたことです。


それをどうこう言う前に、私たちはどんな命でも安心して暮らせるそんな社会を一日も早く作ることが大切なのですから。


産婦人科で聞きにくい妊娠のコト

産婦人科に受診して、思うのは

「待ち時間が長い。」「男の先生だったら聞きづらい。」ということではないでしょうか?


最近では、レディースクリニックでスタッフ全員が女性の病院もよく見かけますね。


ご主人と一緒に受診したら、ご主人はちょっとアウェーだと感じるかもしれませんね。


でも、産婦人科は女性特有の診療科ですので、女性スタッフが多い方が安心すると思います。


しかし、そういったクリニックはやはり人気で、多くの女性が通院していると思います。


そうなると、先生の診察は多忙を極めますので、おのずと聞きたいことが聞けないということにもなります。


そうですよね。待合室で多くの患者さんが待つ中、先生に質問攻めすることは難しいですから。


特に、最近では新型出生前診断が一般診療に拡大するにあたり、産婦人科ではこの検査について、先生に是非質問したいと思うはずです。


どんな検査なのか?


どのように扱えばよいのか?


陽性が出た場合はどうすればいいのか?



私たちには、医療や検査を自由に受けることができますが、受けるための情報や知識がなければ、受けることは出来ないと思います。


知ることは、やはりとても大切なのです。


新型出生前診断の実際は、認定施設で受けるか無認定施設で受けるかの二択です。


認定施設は、夫婦揃って遺伝カウンセリングを受けるなど時間的拘束がある分、夫婦で話し合うために必要な情報がたくさん入るというメリットがあります。


無認定施設は、どちらかというと、新型出生前診断について詳しく勉強している方や、検査が2回目の方が良いと思います。


遺伝カウンセリングを再度受けなくても、夫婦で話し合える環境が整っていますから。


また、ご主人が出張に行かれるようなお仕事をしている場合、夫婦揃って認定施設に行くのは、とても厳しいものがあります。


ただ、妊婦さんだけでも遺伝カウンセリングは受けることはできるみたいですが、原則として夫婦揃って行くことが決められています。


認定施設で新型出生前診断を受ける場合、無認定施設で受ける場合にしても、検査についての知識はあらかじめ持っていた方がいいと思います。


知識があれば、検査を受けて私たちがどうすれば良いのか?を専門家に相談することができます。


本来、カウンセリングというのは、そうした相談をする場であって、検査の知識を学ぶとかそういう使い方は好ましくありません。


というのも、遺伝カウンセリングを受けるにしても、時間というものがあります。


色々と質問したくても、説明を受けることにいっぱいいっぱいになれば、カウンセリングが説明会に変わってしまいます。


本来ならば、各自治体で新型出生前診断の説明会のようなものを開催して、検査についての正しい知識を学ぶ機会が必要なのだと思います。


この新型出生前診断は、命の選別をする検査なんて言われていますが、


そもそも、知識がない上で命の選別がなされていることの方が、問題な訳ですから、命の選別どうこうの前に、多くの妊婦さんが学ぶ機会というものを設けるべきなのです。


そうした環境が整っていない上で、一般診療に拡大していくと、それこそ安易な中絶が生まれてしまうと思うのです。


新型出生前診断に限らず、産婦人科では聞きたいことをなかなか聞けないこともあります。


また、先生に聞くのは失礼かもしれないと思うこともあるはずです。


でも、そうしたことが続いていけばいくほど、あらゆる支障が出てきます。


あの時、聞いておけばこんなことにならなくて済んだかもしれない。


そんな後悔をするより、聞いたり、学んだりすることが大切だと思うのです。


現在、そうした新型出生前診断の説明会のようなものはありませんので、やはり本やネットの情報を使って、知識を増やしていかないといけません。


参考程度に、本をご紹介しておきます。

新型出生前診断は、命に責任を持つことだ。


新型出生前診断は、命の選別だと言われているが、そうではない。


命に責任を持つことなのです。


産むにしても、今後この子が不自由なく、健康で毎日を楽しく過ごしてもらうために一生懸命努力する。


産まないにしても、考えて、考えて、考え抜いて出した結果で、人工妊娠中絶を受けて、お別れをする。


言うまでもないが、「お別れ」する方が悲しいに決まっている。


多くの中絶が、さも何事も無かったかのように行われていると思いがちです。


妊婦さんは、深い悲しみを抱え、でもこのままじゃお腹の子どもに顔が上がらないから、せめて明るく、そしてまた新しい命を育もうと思うわけです。


これを、障がいを持っているから中絶するのか?次にまた子どもができて新型出生前診断を受けて陽性だったらどうするのか?と批判する人もいます。


ただ、卵子精子が巡り合って受精卵になって、着床する確率は、宝くじが当たるよりずっと難しいのです。


私たちは、受精卵ができるまでに何億分の一の確率で受精して、着床して、産むか産まないかの選択2分の1まで辿ってきているのです。


この産むか産まないかの選択までたどり着けることは、ほぼ奇跡なのです。


ですから、その時点で産もうが産ままいが、それは夫婦の価値観であって、きちんと【命に責任を持つ】ことをすれば、どのような選択でも間違ってはいないと思う。


こういう選択は、正しいかどうかで選ぶから倫理観という社会的圧力によって、夫婦が苦しい思いをします。


ただ、間違っていないかどうかについて夫婦で話し合えば、答えはまとまると思うのです。

 

染色体異常を持って産まれれば、子どもが辛い思いをすると思う。


これは、正しいとは言い切れないが、間違いではない。


授かった命だから、大変な思いをしても育てても良いんじゃないか。


これも間違いではない。


これらを正しいかどうかで白黒はっきりつけさせようとするから、命の選別になるわけであって、どちらがより私たちの中で間違っていないかで決めると、それは命に責任を持つことになる。


命を選ぶことなんて、私たち人間がしてはならないことです。


でも、命に責任を持つことは、できるし、やらなくちゃいけない。


新型出生前診断は、命に責任を持つための検査であって、本来ポジティブなものです。


それを、正しいか誤りかという白黒はっきりつけさせる考えがあるからいけないのです。


例えば、白黒つけるなら、男から女かってことです。


でも、性同一性障害の方もいますし、LGBTの方もいる中で、そうした人間に対して、白か黒かで決めつけるのは、よろしくないのです。


夫婦が考えて、より間違っていないことに重点を置き、そして命に責任を持つことが大切なのです。


誰しも、新型出生前診断を受けて、陽性であって欲しいと願う人は一人もいません。


だから、陽性と出れば、心は揺れ動かされ、悩むわけです。


産むか産まないか、夫婦以外の人にとっては関係ありませんが、当事者にとってもものすごく重要なことなのです。


私たちは、夫婦が行った命に対する責任の取り方を受け入れて、尊重してあげるべきなのです。


繰り返しますが、新型出生前診断は命の選別ではなく、命に責任を持つ検査なのです。


新型出生前診断が普及することで、社会が変わる。

回避不能

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私たちの生活は、スマホで支配されている。

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何か知りたいことがあれば、すぐにネットにアクセスできるし、写真を撮りたいと思えば、すぐに撮れる。誰かと連絡をしたいと思えば、すぐに繋がれる。

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こうしてテクノロジーは進化していった。

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こうしたテクノロジーによる進化は、私たち人間は受け入れるしか方法はない。

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今から、スマホを全く使わない生活になると言われたら、私たちはこれまでどれだけ多くのことをスマホに頼ってきたか分かる。

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テクノロジーの進化というと、科学技術ばかりに目がいくが、医療というものも常に進歩している。

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新型出生前診断も、その医療の進歩によって生まれたもの。

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多くの人に受け入れられるかどうかは、分からないが、現に多くの妊婦さんが受けたり、希望している。

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この検査を無くすことは、スマホと同じように不可能だと思う。

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新型出生前診断に限らず、多くの検査、治療はどんどん新しくなっていく。

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今、医学の研究では「遺伝子」に焦点が当てられている。

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多くの病気は、遺伝子が壊れたりすることで起こることが分かったから。

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今後ますます遺伝子の検査または治療は発展していく。

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そして、私たちはこの変化に対応していかなければならない。

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つまり、否定しようが文句を言おうが、「そうなっていく。」のです。

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倫理的な問題が出ても、世界各地ではこうした遺伝子の研究が止まることはないでしょう。

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これが、テクノロジーの発展なのです。

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私たちが、こうして新型出生前診断を受けられること自体、10年前には考えられなかったことです。

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妊婦さんの血液を10cc採取するだけで、お腹の子どもの染色体や性別が分かるなんて。

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でも、時代は変わっていくのです。

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だから、私は新型出生前診断について「知ること」がとても大切だと思うのです。

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今でこそ、スマホは普及しましたが、中には上手く使いこなせない人もいます。

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そういう人たちは、情報を発信することも、受け取ることも簡単ではありません。

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テレビやラジオ、雑誌、新聞、広告などの情報だけで知識をつけなければなりません。

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新型出生前診断にしても、命の選別や中絶を促す検査だという間違った考えの論争にばかり注目されて、検査自体のあるべき姿が見失われています。

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先程もお話ししましたが、医学の研究では、遺伝子の研究が進んできています。

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新型出生前診断は、その一つの成果とも言えます。

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血液からDNAを解析して、染色体を見ることなんて、夢のような話でした。

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それが、今受けられる。

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その検査が、良いか悪いかは別にして、私たちがこれまで知ることの出来なかった情報を知ることができるようになったのです。

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これは、とても凄いことです。 

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また、中国ではお腹にいる子どもの遺伝子治療の研究者も進んでいます。

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クローンとまではなりませんが、先天性の障がいをお腹の中で見つけ、生まれるまでに治療をしてあげて、その子が長生き出来るように「そうなっていく。」のです。

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医学の目的というか、ゴールは、「多くの人が、健康で、そして病気なく、出来るだけ長く生きること」にあります。

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今でこそ、ダウン症の方でも長生きすることができ、高齢者施設でもたまに見かけるようになりました。

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医学というのは、障がい者をゼロにすることでは決してありません。

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重度の障がいは、長く生きることが難しいから治療をしよう。

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障がいがあっても、長く生きられるような治療をしよう。

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そうやって医学は進歩しているのです。

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インフルエンザもそうです。

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今でこそ、予防接種を受けることで重症化しないように出来ますが、以前はインフルエンザで亡くなる方もいました。

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医学は、常に新しい命を誕生させ、そしてより長く生きられるためのものなのです。

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新型出生前診断は、医療の進歩の賜物ですから、結局私たちがどう扱うかにあるわけです。 

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検査が悪いのではないのです。

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問題なのは、こうした医学の進歩を上手く使えない私たちにあるのです。

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それは、社会的サポートの不足や、高齢出産に伴う不安(夫婦が先に亡くなった場合、残された子どもはどうするのか?)というものであったりします。

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でも、一つ言えること。

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こうした検査をどんどん受けなければ、私たちは一向に「新型出生前診断をどう扱えば良いのか?」分からないのです。

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もしかすると、新型出生前診断を受けて中絶する数より、他の要因で中絶する数の方が多いとすれば、新型出生前診断について議論するより先に、他の要因を解決しないといけないでしょう。

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私たちは、この変化に対応していく必要があります。

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変化を怖がっていては、何も変わません。

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アメリカのように障がいと健常者が同じ会社に勤めて、同じ給与をもらえるような社会になっていくかもしれませんし、

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アイルランドのように、国が新型出生前診断の費用を全て負担して、中絶を合法化にして、国が障がい者の保障をしなくて済むような政策をとるのか。

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どうなるかは、未来にならないと分かりません。

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でも、新型出生前診断が受ける人が増えないと、社会は何も変わらない。


正直、ふつうに会社に勤めていて、子どもを育てながら仕事と育児を両立しようと考えていた女性が、子どもに染色体異常が見つかれば、仕事を辞めざるを得ないでしょう。


そうなれば、月にもらっていた給与も、ボーナスも手当も全て無くなります。


それを国が保証してくれるわけでもありません。


子どもを育てるということは、簡単なことのように思いますが、今は時代が違います。


登下校中の子どもが、襲われて悲劇を迎える。

そんなことをニュースでよく見聞きします。


こんな時代だからこそ、夫婦は不安なのです。


まして、景気も停滞していますから、仕事を辞めて育児をしても、お金がなくなる一方で、金銭的な援助ももらえない。


そうなると、仕事を続けられる方法として、染色体異常が早期に分かれば、羊水検査をして中絶をすると考えても、何も否定ができないのです。


お金が全てではないですが、お金がないと生きていけません。

死んだらただの紙切れですが、生きている限りお金はお金です。

自分、家族、子どもを守るための武器になるのです。


社会的なサポート、例えば、障がいを持った子どもが生まれても、元の仕事ができるように家政婦さんを国が保証するなりしないと、今の社会では産む決断をするのは、大変だと思う思います。


でも、新型出生前診断を受ける夫婦がどんどん増えていくことで、社会は「そうなっていく。」と思うのです。


社会的なサポート体制が整うように、「変わっていく」のです。


ですから、新型出生前診断を受けたいと思うのであれば、迷わず受けて欲しい。


それが、子どものため、日本のためになるのです。


もちろん、受ける受けないは「自由」ですし、

産むか産まないかの選択も「自由」です。


受けることは、アイルランドのように強制ではありませんし、ベトナムのように陽性なら即中絶ではありません。


日本は、そうした選択する権利を尊重している国ですから、自分たちらしい選択をしてもらえれば良いかと思います。


新型出生前診断を受ける権利


私たちには、権利がある。


国をはじめとして、さまざまな組織が情報を開示して、国民の知る権利を維持している。


この新型出生前診断は、


「お腹の子どもの情報を自由に知る権利」

だと考えることができます。


それが、古い倫理観というものによって、権利を侵害するようなことが現在起こっています。


この検査が、中絶を促し、命の選別をしていると。


そもそも、新型出生前診断は中絶を促す検査ではない。


そして、中絶を選択した夫婦も、促されたわけではない。


検査の結果、陽性の場合、羊水検査を行い、そして産むか産まないかの選択をするのです。


以前までは、新型出生前診断という妊婦さんの血液を10cc採取するだけでお腹の子どもの染色体異常が分かるとリスクの少ない検査がなかった。


それ故に、羊水検査から行い、若干ながら流産のリスクを伴っていた。


そもそも、羊水検査というリスクを負う検査をする前に、リスクなくお腹の子どもの情報を知るためにできた新型出生前診断が、どういうことか中絶を促す検査として、間違った考え方を植え付けられてしまった。


そして、今に至っているわけですが、まだ一般診療として始まりつつある今、受けたいと思う夫婦のニーズと、中絶を促す検査という間違った考え方のせいで、夫婦が検査を正しく受けることが出来なくなってしまったのです。


そもそもは、いきなり羊水検査はリスクがあるから、まずは新型出生前診断で染色体異常があるか確認しようという意図で出来ました。


検査によって、流産をさせてしまっては元も子もないからです。


現に、新型出生前診断はスクリーニング的な検査と言われ、陽性の場合、即中絶ではなく、次の羊水検査に進むためのものです。


ですから、中絶を促しているのは、羊水検査であって、新型出生前診断ではないのです。


高齢出産では、子どもに障がいがでるリスクが高いですから、妊婦さんは私たちが思う以上に毎日不安な生活を過ごしているのです。


超音波を当てて、あまり動いていないと知れば、何か問題があるのか?


気になるのは当然のことです。


そこで、新型出生前診断を受けようと考えている夫婦に、中絶を促す検査だと言って、夫婦に寄り添っていない考え方を押し付けて良いのでしょうか?


もし、検査を受けなかったら産まれるまでの間夫婦は、共に不安を感じ、あの時検査を受けておけば良かったと後悔するのです。


それが一番悲しいことです。


後悔することが、夫婦の精神的ダメージになるだけでなく、お腹の子どもの発育にも影響するわけです。


今、日本は少子化です。


1人でも多くの子どもを産むことが大事だという日本政府や経済界。


こうした社会的圧力によって、夫婦は自由な選択をすることができません。


新型出生前診断を受けて陰性だった人の話はよく聞くが、陽性で中絶した方の話などは少ないのが現状です。


後ろめたさを感じてしまっているのです。


でも、少子化だからといって、夫婦の自由な選択を否定する権利は、誰も持ち合わせていないのです。


なかには、新型出生前診断は「障がい者差別だ」と抗議する団体もいるくらいです。


結局、みんな自己中心的で自己満足が好きなのです。


自分が、自分がって。


そうやって、社会を捻じ曲げていく。


その影響を、高齢出産を迎え、不安を抱える夫婦に悪影響を及ぼしているとすれば、


それこそ、高齢出産を迎える夫婦差別になるわけです。


ですから、新型出生前診断を受けたいと思う夫婦は、ぜひ受けて欲しい。


受けるか受けないかは、別としてです。


受けるかどうかの選択も自由ですし、産むか産まないかの選択も自由です。


ですから、お腹の子どもの情報を知って、漠然とした不安を抱えて妊娠生活を送ることだけは避けて欲しい。


障がいが有ろうと無かろうと、お腹の子どもの発育に大きく影響するからです。


それでは!



ガンと告知されたら、「思考」を変える。


「検査の結果、あなたはガンです。」


ガンの宣告というのは、目の前が真っ暗になるような状態になります。


これから、どんな治療をするのか?


私は、あとどのくらい生きられるのか?


さまざまな不安が交差するそんな状態です。


私は、余命3年で再発は1年以内と言われた方を知っています。


その方は、今再発なく10年近く生きています。


その方のお話を聞くと感じることは、


「考え方」が、延命に繋がっているように感じます。


もちろん、不安もあり、うつ病にもなりました。


でも、良い先生、良い治療に出会い、自分の力で命を繋いできました。


ガンの治療をしているドクターに聞いても、「諦めない方は、長生きしている。」という情報や研究があることを教えてもらいました。


「生きがい」を与えるだけで、寿命は半年から1年ほど伸びます。


そこで、私は「思考は現実化する」というナポレオンヒルの言葉をふと思い出しました。


例えば、寝る前に「今日も一日ありがとう。今日出来ることは全てやったし、悔いはない。」とツブツブ唱えながら眠りにつき、


朝目覚めたら、「私の体は、毎日ますます良くなっている。良い先生に出会い、良い治療を受けているのだから、大丈夫。今日も一日やりたいことをやろう。」


こうして、一種の自己暗示のようなものを掛けていき、毎日を楽しく、そして生き甲斐を感じながら生活をしていくことが、


まずは、心の健康に繋がり、治療の効果を高めてくれるでしょう。


思考は現実化するというのは、自分の身に起こることは全て自分が考えたことから始まるわけですから、思考を変えることで、ガンに対する「恐怖」より、ガンをやっつける「勇気」を持つことができます。


新しいガン治療、新しい抗がん剤が出たとしても、その効果を上げるか下げるかは、やはりガン患者さん自身の気持ちが大切なのです。


この自分に言い聞かせる方法は、誰でもできますし、治療費もかかりませんから、やってみてもいいかもしれません。


また、抗がん剤の副作用に悩んでいる、良い先生と巡り合っていない方は、


「今日も、1日出会いを作るために私は、色々取り組んだ。やれることは全てやった。」

と言いながら、眠りにつき、


「良く寝たな。私は毎日ますます元気になっているし、良い先生、良い治療に出逢える。」


そう呟いておくと、それは現実化するわけです。


騙されたと思って、やってみることです。

仮に騙されたとしても、何も損することはありません。


ただ、最低でも1ヶ月間は継続して行うことです。


でなければ、思考は変わっていきませんから。



ガンの本を紹介しておきます。