障がいを持つ子供が満足な医療を受けられない国


日本という国は本当に恵まれている。


なぜなら、どんな人にでも平等に医療が受けられるからです。


命というものは、お金以上いや価値をつけることができません。


生きているだけで丸儲けという歌詞もあります。


しかし、命というものに区別がある国もあるのが事実。


それが、ベトナムです。


ベトナムには、孤児院があって、そこにいる子供たちは、障がいを持つ子供もたくさんいます。


つまり、捨てられてしまったのです。


ある子は、墓地に捨てられたりしています。


日本ではあり得ないことかもしれませんが、これは国の裕福さが大きく影響していまふ。


ベトナムは、まだまだ発展国です。


障がいを持った子供たちを育てる親は、とても苦痛な思いをするのです。


とは、いっても障がいを持つ子供でも医療は受けられても良いと思うかもしれません。


しかし、そういった孤児院にいる子供は満足に医療を受けることができません。


そうした子供たちが医療を受けるには、ベトナムの大手企業の援助によって成り立っています。


特に、ダウン症の子供は心臓に奇形を持つ症状があるので、心臓の手術というのは、1000万円もかかります。


また、ダウン症の子供は、あまり寿命が長くないので、それよりか寿命の長い子供たちの手術に費用が当てられるのです。


悲しことに、これが事実なのです。


日本では、そんなことはあまりありませんが、こうした諸外国の情勢を聴くと、


私たち日本人は、本当に恵まれています。


しかしながら、日本でも障がいを持つ子を育てていくのは、とても大変です。


ベトナムでも、新型出生前診断(NIPT)を受けることができますが、


陽性が出た場合は、医療が満足に受けられないので即中絶になるようです。


日本は、NIPT検査を受けても産むかどうかは、夫婦次第なわけなので、検査を受けることに否定的になる必要はありません。


このように、諸外国の情勢を見ていくと、検査や治療というものが、自身の人生または子の人生に大きく関わっているのです。


ですから、日本で仮にNIPT検査を受けて、中絶を選んだとしても、それは何もおかしいことは無いのです。


大事なのは、産むか産まないかについて熟考したかどうかなのです。


考えて、考えて、その結果中絶を希望するにしても、出産を希望するにしてもそれは何も否定できることはありません。


命というものは大切なことは重々承知です。


しかし、こういった検査の議論の前に、私たち人間はこれまでに多くの命をもらって生き延びています。


肉にしても、魚にしても、人間と同じ命であることは変わりません。


命というものに常に感謝して生きているのです。


言い換えれば、私たちは命を粗末に扱っているとも捉えることができる。


人間の命だけが尊いものなのか?


豚や牛、魚たちの命は、虐げられて当然なのか?


考えるべきです。


そうすると、NIPT検査を受けることに対して、とやかくいうことは無いのです。


むしろ、NIPT検査をして、その後陽性が出て、そして羊水検査をしても、


陽性が出るのは全体の60%です。


それから、生まれてきた子供に染色体異常があるかどうかは、60%です。


つまり、異常を持たずに産まれる子もいるのです。


頭ごなしに、中絶するという決定は、良くありませんが、


それ以上にこの確率から言っても、中絶を選ばざるを得ないとも取れます。


例えば、羊水検査というものは、羊水を直接摂取するわけで、0.3%の確率で、流産する可能性があります。


300人に1人の確率です。


日本は、年間12万人新しい命が誕生していると考えると、0.3%とは言っても決して可能性が低いわけでは無い気もします。


ようは、全て世の中の現象というのは、確率で成り立っているわけで、その原理から逸脱して、倫理観や社会性を重視するほうが、おかしいことでもあるのです。


確率から計算して、そして子供の未来を考える。


これは、何も悪いことではありません。


私たちは、常に生き物の命を奪って、生き延びています。


そのことを考えると、NIPT検査だけでなく、様々な検査も受けたいのであれば、そういった倫理観や社会性を度外視た状態で、受けられる環境を整える必要があるのです。


倫理観というのも、時代によって変わってくると思います。


昭和の時代に、結婚する前に子供を授かったことが分かれば、大変なことになるので、急いで挙式をする時代でした。


今では、授かり婚といって、命を授かったことを大切にしてる価値観です。


ですから、これから様々な検査治療がどんどん普及していけば、倫理観は必ず変わってくると思います。


なにより、自分のお腹にいる子供が、健康かどうかどの母親だって心配です。


障がいだって、親の都合ではなくて、子供のことを考えての選択をするわけです。


ベトナムには、日本以上に産まれてこなかった命があると思うし、それ以上に産まれてきた子どもたちはとても辛い思いをしているのです。


こうした諸外国の情勢や、命というものがどういうものなのか?じっくり考えた上で、決断をしてほしいものです。


それでは、次回!



ベトナムの孤児院の話が書かれた本を見つけました。

ベトナム出生前診断の話もあるようです。


日本でNIPT検査を受けるかどうかも大事だとは思いますが、海外の状況を把握しておくことも大切です。


世の中は、グローバル化が進んでいるのに、医療だけは鎖国状態にあってはならないと思います。



 http://amzn.asia/iqemHhj

「35歳で妊娠がわかったら読む本」



日本で、NIPT検査を認定している施設の紹介も進めていこうと思いますので、随時チェックしてくださいね!