どうしてベトナムに人間ドックを受けにいくのか
人間ドックを、ベトナムに受けにいく人が、年間に20万人いるらしい。
どうして、ベトナム?
日本より、医療が発展していない気がするけど。
そう思うかもしれません。
しかしながら、日本の医療というのは、本当に海外に誇れるものなのかという疑問を私たち国民は持っていないと思う。
残念ながら、日本の医療というのは、東南アジアを含めてニーズはあまりない。
日本医療の輸出を掲げている政府だが、それを欲しいと思う諸外国はいないわけです。
なぜなら、日本医療といっても、医療技術そのものではなくて、システムや衛生面といった部分でしか輸出できないからです。
中国では、路上で歯の治療をしています。
そういったところに、日本の歯科の衛星管理のノウハウが必要とされているわけですが、
そういった部分でしか日本は貢献出来ません。
現に、そういった医療技術を輸出する前に、私たち国民が様々な新しい検査や治療のほとんどが保険で受けられていない状態があるのです。
輸出の前に、自国の医療体制を整えることの方がよっぽど必要だと思う。
というわけで、人間ドックを受けにベトナムに行く理由というのは、
日本で人間ドックを受ける費用と、
ベトナムで人間ドックを受けて、さらに飛行機代や1週間滞在して遊んで帰ってくる費用が、ほとんど同じだからです。
そして、人間ドックの検査項目も、ベトナムの方が優れています。
こうした情報というのは、本来ならば多くの国民に還元されるべきなのですが、
国としてもそういった方法で情報が思わぬ形で流れることを防ぎたいようです。
また、今の時点で世界的に医療が発達しているのが、中国です。
ガン治療であっても、日本のように抗がん剤で薬漬けにすることはありませんし、抗がん剤ではなくて、ストレスを溜めない方法とか、食事法などが今日本で流行っていますが、
中国では、遺伝子治療として、ガン細胞の遺伝子を操作して治すという方法で実績を上げています。
つまり、日本で受ける医療というのは、一般診療と周産期医療(未熟児の発育発達は世界レベルです。)くらいだと思う。
私たち国民は、日本の医療が一番だと思わされているので、一刻も早く目を覚まして欲しいものです。
それでは、また次回!
ベトナムの医療情勢など書かれた本を紹介しておきます。
私が、ここで話すより幾分説得力も正確性もありますので。
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